食欲の秋ですね。
秋の味覚といえば、やはり「栗」です。
しかし、読者は栗のゆで方がわからず、困っていませんか?
水からゆでるのか、お湯からなのか?
ゆでる時間は何分ぐらいか?
今回は、簡単にできる、おいしい栗のゆで方をご紹介いたします。
栗のゆで方で簡単な方法をご紹介!水からお湯から?ゆでる時間は?
水につける
ボウルに栗を入れ、たっぷり水を注いだ後、冷蔵庫で半日ほど寝かせます。
こうすることで、栗の中にいる虫を追い出したり、栗の糖度が増したりする効果があります。
鍋に入れて水と塩を加える
大きめの鍋を用意し、ボウルからすくった栗を入れていきます。
続いて、栗がつかるくらいの水を加えます。この時、何Lの水を入れたのか、測っておいてください。
加えた水1Lに対し、大さじ半分の塩を入れてよく溶かします(これで、だいたい1%ぐらいの濃さの食塩水になります)。
ゆでる際に塩を加えることで、栗の風味や甘さが引き立つのです。
ゆでる
鍋を中火にかけ、10分ぐらい費やして中の水を沸騰させます。
水が沸いたら弱火にし、さらに20~60分ゆでます。
ゆでる時間に幅があるのは、栗の大きさや数によって調整が必要だからです。
経験の中で、具合のよい時間を見つけてみてください。
また、栗のゆで加減をそろえるため、途中で2、3回かき混ぜておきます。
時間のある方は、沸騰したタイミングで「打ち水」をしてみましょう。
「打ち水」とは、ゆでている最中に冷たい水を追加することです。
水が沸騰した瞬間は、栗の外側が熱く、内側は冷たい状態になっています。
そこで、この打ち水を行い、栗の温度を均一にするのです。
このテクニックを使うことで、「外は柔らかいが、中は硬い」といった状況を防ぐことができ、ホクホクの栗に仕上がります。
試食する
ゆで時間がわからないときは、途中で試食してみるのが確実な方法です。
大きめの栗を一つ選び、皮を割って食べてみます。
この時、まだ栗が硬いようであれば、ゆで時間を延長し、また試食することを繰り返すわけです。
自然に冷ます
栗がほどよい硬さになったら、火を止め、自然に冷まします。
鍋全体の熱が取れるまで冷ませばOKです。
ゆでた直後は、栗がパサパサになっており、皮もむきにくいです。
一度冷ますことで、
・アクが抜け、えぐみがなくなる。
・塩分がきき、甘みが引き立つ。
というメリットがあります。
食べる
鍋が冷めたら栗をざるに入れ、水を切ります。
栗には2種類の皮があり、外側の硬い皮を「鬼皮」、内側の薄い皮を「渋皮」といいます。
皮をむくときは、まず底のざらざらした部分を刃元を使ってむき、
それ以外の部分は刃で皮を引っ張るように先端に向かってむいていくと上手にむけます。
もし、皮をむくのが面倒ならば、栗を包丁で半分に切り、スプーンで食べればよいでしょう。
保存の仕方
栗は、生のまま保存すると硬くなって味が落ちてしまいます。
そのため、栗が大量にあるときは一度ゆででおき、鬼皮だけむいて冷凍保存するとよいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
栗を使った料理は、栗ご飯やモンブランなど、さまざまですが、一番簡単なのは、やはり「ゆで栗」です。
栗を上手にゆでで、ほのかに甘くてホクホクの、おいしい「ゆで栗」を作ってみてください。
どうもありがとうございました!