お悔やみメールの文例。友人や友達に硬くない文面を送りたいとき。

ある日、友人から突然メールが送られてきました。

内容を見ると、どうやら身内が亡くなった様子。

こんな時、どのように返信すればよいかで悩んでいませんか?

「お悔やみのメールはどんな文面にすればいいの?」

「そもそもお悔やみをメールで伝えるのはアリ?」

「『お悔やみ申し上げます』や『ご愁傷様でございます』という表現は硬い気がする」

ということで、今回は、お悔やみメールの文面とマナーについてお話していきたいと思います。

供花450

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お悔やみメールの文例。友人や友達に硬くない文面を送りたいとき。

お悔やみをメールで伝えるのはマナー違反?

葬儀のマナーとして、お悔やみの言葉は弔電や手紙で述べるのが一般的です。

「お悔やみをメールで送るのは失礼」

といったことを言う人もいます。

しかし、読者がまだ高校生ぐらいの年齢であったり、相手からの連絡もメールだったりした場合は、

メールでお悔やみの言葉を返してもよいと思います。

メールにはメール、手紙には手紙。

相手との関係の深さや、その時の状況に応じて、ふさわしい手段を選べばよいのではないでしょうか。

ただし、電話でのお悔やみは控えたほうがよいです。

遺族は悲しみにくれているうえに、通夜や葬儀の準備で忙しいからです。

お悔やみメールで使う敬称

お悔やみのメールを打つ前に、まずは遺族を呼ぶときの敬称を押さえましょう。

対象となる人物と敬称との関係は以下のようになっています。

父 → お父様
母 → お母様
夫 → ご主人様
妻 → ご令室(れいしつ)様
祖父 → おじい様
祖母 → おばあ様
息子 → ご子息(しそく)様
娘 → ご令嬢(れいじょう)様

忌み言葉を使うのは避ける

忌み言葉(いみことば)とは、結婚式や葬式などで、使用を控えたほうがよいとされる言葉です。

お悔やみメールの文面では、以下の表現を用いないように気をつけてください。

不幸が繰り返されることを連想させる言葉

くれぐれも、まだまだ、たびたび、ますます、しばしば、いよいよ、といった重ね言葉や、

また、次々、再び、引き続き、続いて、繰り返し、重なる、重ね重ね、追って、などの言葉。

悲しみが繰り返されることのないよう、追伸も書かないのがエチケットです。

生死を意味する生々しい表現

死亡、死去、死ぬ、生きる、ご存命

これらの言葉は、「ご逝去」「永眠」「世を去る」などに言い換えます。

不吉なことを連想させる言葉

四(死)、九(苦)、とんだこと、とんでもない、不幸

仏式で避ける言葉

迷う、浮かばれない

神道やキリスト教で避ける言葉

冥福、供養、成仏、仏、焼香、冥土、お経、などの仏教用語。

お悔やみメールの文例

遺族への敬称や忌み言葉について理解できたら、早速文面を作成していきます。

お悔やみメールのポイントとしては、

・亡くなったことがわかったらすぐに送る。
・前文(「拝啓 ○○の候」の部分)は省略する。
・驚きとお悔やみを述べる。
・元気づけようと無理に明るい文面にしない。
・亡くなった方のことを根掘り葉掘り聞かない。

ということです。

以下の文例を参考に、自分の言葉で相手を短めに気遣いましょう。

(故人)様が旅立たれたと聞き、信じられない気持ちです。 … ①

小学生時代、(遺族)さんの家に遊びに行ったとき、笑顔で果物をごちそうしてくれたのを思い出します。 … ②

(遺族)さんも、今は心身ともに疲れていると思います。
何と言っていいかわからないけど、ゆっくり元気出してください。 … ③

何か力になれることがあれば、遠慮なく言ってください。
落ち着いたらどこか遊びに行きましょう。
待ってます。 … ④

① … 頭語や時候のあいさつを省き、すぐに本文に入ります。驚きの言葉を述べてください。

② … 故人の思い出を書き添えることで、心のこもったメールになります。

③ … 心からのいたわり、励ましの気持ちを表現します。

④ … 相手を気遣う言葉で締めくくります。

その他、お悔やみメールで使える例文

その他、状況に応じて以下の例文も参考にしてみてください。

一般的な例文

・このたびは、ご愁傷様です。

・このたびは突然のことで、心よりお悔やみ申し上げます。

・手伝えることがあれば、何でも言ってください。

・悲しいお知らせで、何と言っていいのかわかりません。

・心からご冥福をお祈りいたします。(相手が仏教のとき)

・悲しみにくれていることと察します。

・ご家族の悲しみはどれほどのものでしょう。

・ご家族もお力落としのことだと思います。

・ご生前、(故人)様には大変お世話になりました。

急死の場合

・突然のことで、いまだに信じられません。

・どうか気持ちをしっかり持ってください。

・ご家族の悲しみを思うと、言葉もありません。

・思いがけないことで、本当に驚きました。

病死の場合

・一日も早い回復を願っていたのに、残念です。

・病気とは聞いていたけど、このようなことになって残念です。

・あんなに元気だったのに、心残りです。

若い人の場合

・まだまだ若いのに、言葉がありません。

高齢者の場合

・長生きしていたのに、残念です。

友人や友達に送る場合

・大変なときに連絡ありがとう。

・話聞くよ。力になれることがあれば言ってね。

・元気が出たら、お茶でも飲みに行こう。

・体だけは気をつけてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お悔やみメールも、基本を押さえれば決して難しくありません。

遺族にとって一番辛いのは、家族を亡くしただけでなく、それを機に周りの人が離れていってしまうことです。

友人から身内の不幸を知らせるメールがあったら、ぜひ返信してあげてほしいと思います。

あなたから届く、温かい思いやりや励ましの言葉。

それは、悲しみで疲れた心を癒してくれるのですから。

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