小中学校で習うレベルの有名なことわざ一覧の続きです。
前回までの”ことわざ”はこちらからどうぞ。
今回は、ま行の”ことわざ”を意味つきで紹介していきます。
ことわざには、様々な教訓が含まれていますので、日常の生活に活かしてみてください。
ことわざ一覧を意味つきで。小中学生向け、五十音順。ま行
ま行のことわざ
【ま】
まかぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
原因がないのに結果が生じるはずがない。
負けるが勝ち(まけるがかち)
無理に争おうとせずに、相手に勝ちを譲る方が、結局は得である。
馬子にも衣装(まごにもいしょう)
つまらない者でも、外形を飾ると立派に見えることの例え。
まゆにつばを塗る(まゆにつばをぬる)
(まゆにつばをつければ、きつね・たぬきにだまされないということから)だまされないように用心する。
【み】
ミイラ取りがミイラになる
人を救い出しに行った人が、自分もとらわれてしまう。
身から出たさび(みからでたさび)
自分がした悪い行いのために苦しむこと。
見ざる聞かざる言わざる(みざるきかざるいわざる)
人の欠点、あるいは自分の心を惑わすようなものは、見ない、聞かない、言わない。
水清ければ魚すまず(みずきよければうおすまず)
あまり潔白すぎると、かえって人に親しまれない。
三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)
幼児のころの性質は年を取っても変わらない。
耳を覆って鈴・鐘を盗む(みみをおおってすず・かねをぬすむ)
悪事を行いながら、しいて自分の良心をおおい隠そうとすること。自分の罪悪を人に知られまいと思っても、人はよく知っているものだ。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)
命を投げ出す覚悟で取りかかって、初めて成功するのだ。
【む】
昔取った杵柄(むかしとったきねづか)
昔鍛えた、自信のある腕前。
娘一人に婿八人(むすめひとりにむこはちにん)
希望者がたいそう多いこと。
無理が通れば道理が引っ込む(むりがとおればどうりがひっこむ)
筋道の立たないことが世の中で行われると、正しいことは行われなくなる。
【め】
目くそ鼻くそを笑う(めくそはなくそをわらう)
自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑う。
目には目を歯には歯を(めにはめをはにははを)
好意には好意で、敵意には敵意でこたえる。
目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)
口で話すと同じ程度に、目つきは意味や気持ちを表現する。
【も】
餅は餅屋(もちはもちや)
何事にもそれぞれの専門家があり、素人はかなわないことの例え。
求めよ、さらば与えられん(もとめよ、さらばあたえられん)
自分から積極的に行動し努力すれば、よい結果が得られる。
物は相談(ものはそうだん)
難しいことも、人と話し合えばできるときがある。相談したいと呼びかける言葉。
物は試し(ものはためし)
物事はやってみなければ、その良し悪しや可否はわからない。
物も言いようで角が立つ(ものもいいようでかどがたつ)
それほどでないことも、話のしようで、相手の感情を害することがある。
桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん)
桃と栗とは、芽生えの時から三年、柿は八年たてば実がなるようになる。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ま行だけでも、たくさんのことわざがありましたね。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
「求めよ、さらば与えられん」
の二つのことわざが示しているのは、成功には必死の行動と努力が必要だということです。
今日から、これらの言葉を座右の銘にしたいと思います。
次回は、や~わ行のことわざを一覧にする予定です。
お楽しみに!
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