税の作文の書き方。中学生の例から学ぶ効果的な書き出しとは?

中学生の夏休みの宿題の中で、きつい課題がいくつかあると思います。

例えば、読書感想文や自由研究などですね。

これらと並んで、中学生が頭を抱えるであろう宿題。

そう、それは、

「税の作文」

です。

中学生と原稿用紙

そもそも中学生が税の作文を書くって、結構無理があると思うんですよね。

中学生って、消費税ぐらいしか払ってないですから。

これが大人になると、

・給料からは所得税・住民税が引かれ、

・自動車を持っているだけで自動車税を払い、

・住んでいる家には固定資産税がかかる。

ようになるわけですよ。 ← ただの愚痴

そこで今回は、税の作文をどうやって書けばよいか分からない中学生を対象に、

税の作文の書き方についてお話します。

また、実際の中学生の作文の例から効果的な書き出しについても考えていきますので、

この記事を読み終わる頃には、税の作文の宿題もきれいさっぱり片付いていることでしょう。

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税の作文の書き方。中学生の例から学ぶ効果的な書き出しとは?

税の作文の例文

それでは、実際に中学生が書いた税の作文の例文をもとに、

どのように書けばよいのかというイメージをしていきましょう。

まずは、こちらで過去の受賞作をいくつかお読みください。

(ある程度読んだら、このブログに帰ってきてください(笑))

国税庁>「税の学習コーナー」>税の作文(中学生・高校生)

いかがでしたか?

「『税の作文』って、こんな感じで書けばいいのか~」

と想像できたでしょうか。

お手本となる作品を実際に原稿用紙に写してみると、より高い文章力が身につきますのでおすすめの練習法です。

税の作文の字数と構成

さて、税の作文のイメージができたところで、作文の具体的な構成を考えていきましょう。

税の作文の字数は、題名や氏名も含めて原稿用紙3枚(1200字)以内です。

文章の基本は、「起承転結(転は省略可)」ですので、

・書き出し(起) … 250字
・本文(承) … 550字
・まとめ(結) … 350字

がおおよその目安となります。

起承転結

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体験談を決める

どのような作文・小論文にも言えることですが、

「自分の体験談を盛り込む」

ことが非常に重要です。

「税金は私たちの生活になくてはならない物やサービスに使われている」

「だから税金は大切だ」

という一般論なら誰にでも書けるわけです。

そうではなくて、中学生であるあなた自身が実際に見聞きし、触れたことから何を感じ、どう考えたかを文章にするのです。

極端な話、この体験談さえ決まれば、もう作文は半分以上書けたようなものなのです。

先ほどご覧いただいた優秀作品も、

・家族が難病にかかってしまったが、税金のおかげで最先端の治療が受けられた。
・骨折したときに市が医療費を出してくれ、税とのつながりを感じた。
・経営者であった祖父の遺言を聞き、納税への意識が高まった。
・海外研修に参加して日本の国際支援に興味を持ち、色々調べた。

といったエピソードを軸として書かれていることが分かります。

骨折をした男子

体験談の選び方として、以下のような経験をしたことがないか、

振り返ってみましょう。

・税金について家族と話したこと。
・税金から補助が出ている制度やサービスを利用した経験。
・税金で造られた建物や設備を訪れた体験。

書き出しの書き方

まずは、書き出しについてです。

ここを工夫することで、読み手の興味を引きつけましょう。

受賞作品に共通しているのは、

「会話文で始める」

というテクニックです。

いきなり会話から始まると、読者は意味が分からないので、その先に何が書いてあるのか気になるんですよね。

ご自身の体験談をどう会話とつなげられるか考えてみてください。

本文の書き方

本文では、書き出しで紹介したエピソードをさらに深く掘り下げていきます。

このとき、以下のような切り口で文を書き出してみます。

・具体的にどのような体験をしたのか。
・利用した制度はどのようなものなのか(調べたこと)。
・利用したサービスがどう役立ったのか。
・経験から何を感じ、どう考えたか。
・体験からさらに興味を持ったこと、疑問に思ったこと。

初めから作文にしようとせず、まずは箇条書きでよいので、

これらの項目について思いついたことをそのまま短い文にしてみてください。

後でこれらを取捨選択してつなげれば、それで立派な作文になります。

まとめの書き方

最後はまとめです。

まとめでは、体験を通じて得た感想や意見、今後の決意を述べます。

以下のような視点で、締めくくりを考えましょう。

・制度やサービスを利用してどのような気持ちになったか。
・体験や調べたことから学んだこと、気づき。
・経験を通じて税金への考え方がどう変わったか。
・今後の生き方についての決意。
・世の中に伝えたい自分の意見。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

難易度の高い「税の作文」の宿題も、入賞作品を参考に、

自分流にアレンジして書けば決して難しくないことが分かります。

何事も、うまくいっている人から学ぶという姿勢は大事ですね。

この機会に、ご自身の表現力にも磨きをかけてみてください。

もし作品が入選したら、コメント欄から教えていただけると管理人も嬉しいです。

それでは、夏休みの宿題、頑張ってください!

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