乾燥肌のかゆみや湿疹の治し方。体質改善する食事やクリームは?

「かゆ~い!」

「かゆすぎる」

「特に、腰とくるぶしの上辺りが!」

かゆい男の子333

…というわけで、こんにちは。cueです。

数年前から、冬になると乾燥肌によるかゆみ湿疹に悩まされるようになりました。

特に、お風呂の浴槽で温まると、かゆみが最高潮となり、

腰やら脚やらをかきむしってしまうんですよね。

その結果、皮膚を傷つけてしまうこともあります。

そこで、今回の記事では、乾燥肌でお悩みの方に、

肌が乾燥する原因と、かゆみや湿疹の治し方についてお伝えしたいと思います。

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肌が乾燥する原因

気温の低下

冬になると気温が下がるので、汗をかきにくくなります。

また、夏に比べて空気も乾燥するので、肌はうるおいを失いやすくなるのです。

加齢

肌の構造

私たちの肌の表面にある角質層では、角質細胞がレンガのように重なっています。

細胞間の隙間は、細胞間脂質で満たされており、主成分であるセラミドが、

肌の内側から水分が蒸発するのを防いだり、外部の刺激から肌を守ったりしてくれています。

これを「肌バリア機能」といいますが、歳を取ると細胞間脂質が減少したり、

角質層が新しく生まれ変わる(ターンオーバー)までの時間が長くなることから、

肌表面が、古くて乾燥した角質層に覆われがちになります。

偏った食生活

極端なダイエットや偏食、ファストフードの食べ過ぎ、といった食生活の乱れは、乾燥肌の原因となります。

タンパク質必須脂肪酸の不足は、角質細胞の正常なターンオーバーを乱し、

亜鉛が欠乏すると、湿疹や肌の傷が治りにくくなってしまうのです。

睡眠不足

肌バリアの役割を果たす「細胞間脂質」は、角質細胞の生まれ変わりとともに生成され、

角質層内に放出されます。

このターンオーバーを一定の周期に保つ働きをしているのは、成長ホルモンであり、

成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されます。

したがって、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌量が減少してしまい、

細胞間脂質の生産量も減ってしまうのです。

誤った入浴法

セラミドなどの細胞間脂質は、42度以上の熱いお湯に浸かると、角質層から流出してしまいます(さら湯*1の場合は特に流出しやすい)。

また、高温のお湯は、肌への刺激も強いため、余計にかゆみが増してしまうおそれがあるのです。

泡風呂400

次に、洗浄力の強いボディソープを使って体を洗うことも乾燥肌の原因です。

液体のボディソープには、泡立ちをよくするため、「界面活性剤」という成分が含まれています。

界面活性剤は、汚れをよく落としてくれますが、皮脂や細胞間脂質まで奪ってしまうため、

肌のうるおいは失われてしまうのです。

最後に、ナイロンタオルで体をゴシゴシ洗うのもNGです。

肌の角質層は0.02mmほどの厚さしかないため、ナイロンタオルのような刺激の強い物でこすると、

容易にはがれてしまいます。

その結果、肌バリア機能を持つ細胞間脂質もなくなるので、肌が水分を保持することができず、かゆくなってしまうのです。

*1 さら湯 … 沸かしたてで、まだ誰も入っていない風呂の湯。

乾燥肌の治し方

冬になると、乾燥肌でかゆみや湿疹ができてしまう原因について理解できましたでしょうか。

次は、乾燥肌の治し方ですが、基本的には、上で述べたことと反対のことをすればよいことになります。

以下、ポイントをお伝えしていきます。

加湿器を使う

冬は空気中に含むことができる水蒸気の量が減少するため、空気が乾燥します。

部屋の中では、加湿器を使って湿度を調節しましょう。

加湿器の使用は、インフルンザの予防にも効果的です。

バランスの取れた食事

極端なダイエットや偏った食生活にならないように心がけましょう。

乾燥肌対策としては、「タンパク質」「必須脂肪酸」「亜鉛」の3つの栄養素を取ることが重要でした。

これらの栄養素は、以下のような食品に含まれています。

タンパク質 … 肉類、魚類、卵、大豆製品(納豆、豆腐など)、乳製品
必須脂肪酸 … 魚類(鮭(サケ)、鯖(サバ)、いわし)、油類(コーン油、ごま油など)
亜鉛 … 牡蠣、牛肉、卵黄、豚レバー

サラダ油333

こうした食べ物を食事に取り入れるとともに、野菜も含めた多様な食品を食べるようにします。

十分な睡眠

睡眠時間は、最低でも6時間は確保したいものです。

十分に睡眠を取ることが成長ホルモンの分泌を促します。

成長ホルモンは、角質細胞のターンオーバーを周期的にさせ、

肌のうるおいを保ちます。

正しい入浴法

お風呂の温度は、低め(40度前後)に設定します。

また、さら湯は皮脂や細胞間脂質の流出が激しいので、

うるおい成分を配合した入浴剤を利用するのもおすすめです。

体を洗うときは、ボディソープや石鹸を使わずに、ぬるま湯だけで洗います。

汚れや臭い(におい)が気になる場合は、その部分にだけ、石鹸を使用するとよいでしょう。

また、ナイロンタオルは角質層を傷つけやすいので使用せず、手で洗うようにします。

掌(手の平)で肌をなでるように洗うだけでも、汚れは十分に落ちます。

入浴後は、化粧水や保湿クリームでお肌のケアをします。

化粧水は、水溶性の美容成分を肌に届けます。

ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、セラミド、グリセリン、

といったうるおい成分配合のものを使用します。

化粧水の選び方としては、成分表示を見て、できるだけ上の方に保湿成分が記載されている商品を選ぶとよいでしょう。

続いて、保湿クリームは、油溶性の保湿成分を肌に届けます。

主な保湿成分としては、

セラミド、スフィンゴ脂質(ステアリン酸コレステロール)、水素添加大豆レシチン

などがありますので、成分表示で確認されてみてください。

ボディクリームを塗る女性

まとめ

いかがでしたでしょうか。

乾燥肌の原因と治し方について、少しでも参考になれば幸いです。

私は今まで、熱いお風呂(しかもさら湯)に入り、入浴後も化粧水や保湿クリームを一切使用しませんでした。

しかも、洗浄力の強いボディソープをナイロンタオルにたっぷりつけて、

体をゴシゴシと洗う…。

…どうりで、乾燥肌になるわけです。

ちなみに、上で述べたことは、一般的な乾燥肌の治し方になりますので、

アトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹といった皮膚疾患の場合は、

早めに皮膚科を受診されるようにしてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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