今年も残すところわずかですね。
ご結婚されている方は、正月にそれぞれの実家に帰省することを予定していたりするのではないでしょうか。
しかし、この「正月の帰省」というのが様々な悩みの種になるわけです。
読者が抱える悩みを大まかに分けると、以下の3つに分類することができます。
今回の記事では、この3つの問題に対する対策や解決法をお伝えしていこうと思います。
*1 正しくは婚家(こんか)だが、ネット掲示板ではよく使われる語。
義実家に帰省したくないのに、帰省しなければならない。
まず最初のお悩みは、
「義実家に帰省したくないのに、帰省しなければならない」
という問題です。
帰省したくない理由は人それぞれで、
・周囲に遊ぶ所がなく、子供が飽きてしまうから。
・親族と仲が悪いから。
・夫婦の休みが合わないので、正月ぐらいは2人でゆっくりしたい。
・妊娠中でつわりがひどいから。
といったものが挙げられます。
これから、この問題の対策や解決法をいくつかご紹介しますが、
ご家庭によって、現在置かれている状況や立場も様々ですので、
ご自身に合ったものを参考にしていただければ幸いです。
対策1:早めに里帰りを切り上げる
帰省したくないのであれば、早めに里帰りを切り上げてしまおう、という作戦ですね。
義実家には、顔を出して挨拶する程度にし、家に泊まったりしないで、
さっさと帰ってしまいましょう。
現在妊娠中であれば、体調が悪いことを伝えて、手伝いなどの負担を軽くしてもらえないかお願いしてみましょう。
対策2:何を言われようが帰省しない
読者に覚えておいていただきたい言葉があります。
それは、
合わない人とは、会わない。
ということです。
正月早々、不仲な親族に会って嫌な気持ちになる必要はありません。
それよりも、ご自分の家族との時間を大切にされてください。
帰省しないことで、義実家から嫌味を言われるかもしれませんが、気にしてはいけません。
旦那さんから、義理の実家に帰省しない旨をはっきり伝えてもらいましょう。
現在妊娠中であれば、長距離移動やインフルエンザ感染のリスクを冒さず、
今年だけはこちらに来ていただくのも一つの手です。
対策3:仮病を使う
帰省する直前になったら、
「インフルエンザになってしまい、安静にするように言われた」
と仮病を使って帰省をドタキャンする方法です。
そして、正月が明けたら、お詫びに顔を出してササッと帰るようにします。
ただし、この方法は、相手方が不要なおせちを準備してしまうなど、
義理の実家に迷惑をかけることになるので、避けた方がよいかもしれません。
自分の実家には帰省したいのに、帰省させてもらえない。
お次は、
「自分の実家には帰省したいのに、帰省させてもらえない」
というお悩みです。
これは、主に夫や同居している舅、姑に反対される場合です。
あるいは、そもそも旦那がめんどくさがって、自分の実家にも帰りたがらないとか、
夫の実家が優先されるので、妻の実家には帰省できないといったケースもあります。
この問題の対策としては、以下のような方法があります。
・帰省させてもらえないなら、逆に実家の両親に来てもらう。
・元旦は夫の実家、2日は妻の実家、という具合に、双方の実家に帰省できるようにする。
・男女平等を唱えてキレてみる。
実家には帰省するが、どちらの実家を優先すべきか?
さて、最後は、
「実家には帰省するが、どちらの実家を優先すべきか?」
について取り上げます。
これは、夫婦どちらか一方の実家にしか帰省できない場合に、どちらの実家を優先するのか、
あるいは、双方の実家に帰省するけれども、どちらの実家に先に帰省すべきか、
という問題です。
以下、この対策と解決法についてご紹介します。
対策1:元旦は夫の実家、2日は妻の実家に帰省する
夫婦それぞれの実家に1日ずつ帰省するというプランですね。
夫の実家を優先するあたり、少し古風で男尊女卑的な印象がしなくもないですが、
どちらの実家にも顔見せできるという点では、優秀な方法だと言えます。
対策2:夫は夫の実家、妻は妻の実家に帰省する
これは、実家対応を夫婦で完全に分担して、
それぞれの実家とは実子がやり取りするようにします。
つまり、舅・姑に連絡するのは夫、
義実家に帰省するのも夫、
義親に何かしてもらったときにお礼をするのも夫、
ということです。
一見、平等な案に思えますが、
「なぜ、嫁が挨拶に来ないのか?」
と嫌味を言われたり、子供(舅・姑にとっては孫)がどちらの実家に帰省するかでもめそうです。
対策3:帰省をローテーションにする
最後に、最もおすすめの方法ですが、
「帰省をローテーションにする」
というものです。
これは、ある年に夫の実家に先に帰省したならば、
翌年は、妻の実家に先に帰省するようにするものです。
正月だけでなく、お盆にも帰省するようであれば、
ある年の正月に夫の実家、お盆に妻の実家に帰省したならば、
翌年は正月に妻の実家、お盆に夫の実家に帰省するようにします。
また、ローテーションの長さを3年間にして、
2年目 … 妻の実家に帰省
3年目 … 実家には帰省せず、自宅でのんびりする。
というサイクルにしてもよいでしょう。
まとめ
以上、正月の帰省に関する解決策をご紹介しました。
夫の実家は自分の所に顔を見せに来てほしい、
しかし、妻は自分の実家に帰省したい、
だからお互い分かり合えないんですね。
どうしても嫌ならば、無理に帰省しなくてもいいんですよ。
あなたは夫の実家と結婚したのではなく、夫と結婚したのですから。
自分の家族を大切にし、幸せを感じてほしいと思います。
もし、義実家に帰省してもよいと思えるのであれば、
記事で紹介したようなローテーションを使って、上手にお互いの実家とお付き合いしていきたいものですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それでは、良いお年をお迎えください。