ことわざ一覧を意味つきで。小中学生向け、五十音順。あ行

突然ですが、皆さんは、“ことわざ”をどれぐらい知っていますか?

有名なものでは、

「犬も歩けば棒に当たる」

がありますね。

しかし、日本の”ことわざ”は、まだまだ数え切れないぐらいあるのです。

ここでは、小中学生が学校で習うレベルの”ことわざ”を、意味つきで五十音順に紹介しています。

お友達とクイズを出し合いながら、楽しく覚えてみてくださいね!

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目次

ことわざ一覧を意味つきで。小中学生向け、五十音順。あ行

あ行のことわざ

【あ】

悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)

悪いことはすぐ世間に知れ渡る。


悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)

不正に得た金銭は、すぐになくなってしまうものだ。


頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)

悪事・欠点の一部だけ隠して全部隠したつもりになっている。


あばたもえくぼ(あばたもえくぼ)

好きなものは、悪い所でもよく見えるものだ。


あぶ蜂取らず(あぶはちとらず)

欲ばって二つのものを取ろうとして失敗し、両方とも得られないこと。


雨降って地固まる(あめふってじかたまる)

ごたごたが起こったことで、かえって後が安定すること。


案ずるより産むが易い(あんずるよりうむがやすい)

あれこれ心配するよりも、実際やってみると、意外にやすやすとできるものだ。

赤ちゃんと母親


【い】

石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)

がまんして辛抱すれば、最後にはむくわれることの例え。


石橋をたたいて渡る(いしばしをたたいてわたる)

ひどく用心深く物事をすることの例え。


医者の不養生(いしゃのふようじょう)

その道の人が、人に説くことを自分では実行しないことの例え。


急がば回れ(いそがばまわれ)

急ぐと失敗が多いから、少し遠回りしてでも安全な道を選んだ方が、結果は早くなる。


一事が万事(いちじがばんじ)

一つのことを見れば、すべてがそれによって推し測れる。


一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)

困難・災難が引き続き起こること。


一寸先は闇(いっすんさきはやみ)

将来の見通しが立たないことの例え。


一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)

わずかな時間でも、むだに使ってはならない。


一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)

どんなに弱く小さなものであっても、それ相当の意地があって馬鹿にはできないということ。


犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)

出しゃばって災いにあうこと。出歩くと思いがけない幸運にあうこと。

おもちゃで遊ぶ犬


井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)

自分の周りだけの狭い範囲にとらわれて、広い立場で物を考えられないこと。


言わぬが花(いわぬがはな)

はっきり言わない所に、おくゆかしさ・味わいがある。


【う】

魚心あれば水心あり(うおごころあればみずごころあり)

相手がよくしてくれれば、こちらも、それにこたえる気持ちがあることの例え。


嘘から出た実(うそからでたまこと)

初めは嘘のつもりでいたことが、偶然にも事実となること。


嘘も方便(うそもほうべん)

嘘も一つの方法・手段として、ときには認められてよい。


うどの大木(うどのたいぼく)

体ばかり大きくて、役に立たない人の例え。


馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)

いくら忠告や意見を述べても、相手に通じないで、さっぱり効き目のないこと。

昼寝をしている馬


うわさをすれば影がさす(うわさをすればかげがさす)

人のうわさをしていると、その当人がひょっこりとやってくるものだ。


【え】

江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)

まったく意外な所で、また、筋違いなことで仕返しをすること。


海老で鯛を釣る(えびでたいをつる)

ほんのわずかなものを元にして大きな利益を得ること。


【お】

鬼に金棒(おににかなぼう)

強いものがさらに威力を増して強力になること。

金棒を持った赤鬼


鬼の居ぬ間の洗濯(おにのいぬまのせんたく)

気兼ねしたり恐れたりするものがいない間、くつろいで、好き勝手なことをすること。


鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)

非常な人間も、時には情に負けることがあるということ。


鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはちばんちゃもでばな)

みにくい女でも、年頃になると、きれいに見える。


帯に短したすきに長し(おびにみじかしたすきにながし)

どっちつかずで、役に立たないこと。中途はんぱ。


おぼれる者はわらをもつかむ(おぼれるものはわらをもつかむ)

身の危険なときには、助かろうとして、どんな手段にも頼ろうとする。


思い立つ日が吉日(おもいたつひがきちじつ)

思い立ったら、その日を吉日としてすぐ実行すべきである。


親の光は七光り(おやのひかりはななひかり)

親が有名・有力なために、子が利益を受けることはたいそう大きいものだ。


恩をあだで返す(おんをあだでかえす)

人に恩を受けたのに、感謝するどころか、かえって害を与える。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

あ行だけでも、たくさんのことわざがありましたね。

鬼に関することわざが多いことから、昔の人にとって、鬼は身近な存在だったことがうかがえます。

次回は、か行のことわざを一覧にする予定です。

お楽しみに!

次の記事

ことわざ一覧を意味つきで。小中学生向け、五十音順。か行

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