小中学校で夏休みの宿題に出される「発明創意工夫」。
「こんな物があったら便利だな」
という発明品を児童・生徒が考え、創作するわけですが、
読者は一生懸命考えてもアイデアが浮かばず、困っていませんか?
インターネットの質問サイトにヒントを求めても、
「アイデアは自分で考えるべき」
と正論で返されてしまったり……。
これについては、筆者もその通りだと思いますが、
自分で考えられないからこそ、この記事を読んでくださっているのだとも思うのです。
そこで今回は、発明くふう展で実際に入選した作品をを基に、アイデアの発想法についてお伝えしていきます。
ところが、全国で特別賞を受賞した作品を見てみると、
・センサーを使用している。
・カム(機械要素)を使用。
・モーター使用。
・マイコンでプログラミング……
といった工作がずらりと並びます。
口にこそ出しませんが、みんなこう思っているはずです。
「これ、子供は作れないよね?」
そこで、今回の記事では、こうした専門技術がなければ作れない物は除外し、
身近な物を使って子供でも作れるような、簡単で面白い作品に絞って紹介していきたいと思います。
発明創意工夫のアイデア集。簡単に作れて面白いものは?
生活の中で困ったことを解決する
普段の生活の中で困ったり、面倒に感じたりする場面は誰にでもあると思います。
そのような「不便さ」こそが、発明の種になるのです。
日常で困った事を解決できるような道具が作れないか思考してみましょう。
この視点で発明された作品には、以下のようなものがあります。
身近な物を改良する
身近にある物を少し改良するだけでも立派な発明です。
読者の身の回りにあるグッズをさらに便利にできないか考えてみましょう。
二つの物を組み合わせる
鉛筆やシャーペンに消しゴムが付いた商品がありますが、
同時に使う物を二つ組み合わせるのは手軽にできる工夫になります。
身近な物を別の用途に使用する
家の中に大量にある物、普段なら捨ててしまう物。そうした物を別の用途で利用できないか考えてみましょう。
この観点はリサイクルにもつながります。
今までにない全く新しい物を作り出す
最後は、身近な物を改良したり組み合わせたりするのではなく、
今までにないような全く新しい発明を生み出すという方法です。
発想法としては、これが一番難しいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たくさんの素晴らしいアイデア作品がありましたね。
個人的には、最後のカップ焼きそばの湯切り装置を見たとき、
そのばかばかしさに思わず笑ってしまいました。
こういうユーモアのある作品、大好きです。
最後に改めて確認しておきますが、くれぐれもこの記事で紹介したアイデアをそのままパクって、
作品を製作・提出しないようにしてください。
学校の先生も過去に入賞した作品は知っているでしょうし、アイデアを盗まれた児童・生徒を不快な気持ちにさせてしまうからです。
今回の記事は、あくまでもご自身で発明のアイデアを出すためのヒントとしてご活用いただけると幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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