オリンピックの歴史を年表で解説。日本の夏季(2)

はい、どうも。こんにちは、cueです。

今回は、

「日本の夏季オリンピックの歴史」

の続きです。

前回の記事をまだお読みでない方は、まずはそちらからご覧ください。

日本の夏季オリンピックの歴史を年表で解説(1)

前回と同様、今回も年表形式で解説していきたいと思います。

それでは、よろしくお願いします。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

日本の夏季オリンピックの歴史年表

1968年 第19回 メキシコシティー(メキシコ)

・サッカー初の銅メダル。釜本邦茂が7得点を挙げ、アジア人初の得点王となった。
・全天候トラック*1が初めて登場した。

全天候トラック
・当時、「アパルトヘイト」と呼ばれる人種差別政策を実施していた南アフリカが参加取消しになった。

*1 全天候トラック … ゴムチップやポリウレタンで舗装することで、どのような天候でも同じ条件で競技できるようにしたトラック。

1972年 第20回 ミュンヘン(西ドイツ)

・男子バレーボール初の金メダル。
・初めてのオリンピックマスコット「Waldi(ヴァルディ)」が登場する。
・アメリカのスピッツが水泳7種目すべてで世界新記録を出して優勝。

1976年 第21回 モントリオール(カナダ)

・日本の体操男子が5回連続で団体総合優勝する。
・体操女子で、ルーマニアのコマネチが史上初の10点満点を記録する。

ナディア・コマネチ

1980年 第22回 モスクワ

・1979年のソビエトのアフガン侵攻に反発して、アメリカがオリンピックをボイコット。日本もそれに追随した。

1984年 第23回 ロサンゼルス(アメリカ)

・モスクワ大会の報復として、ソ連など東側諸国が不参加。
・放映料、協賛金、入場料、グッズ売上の4本柱で、税金を全く投入せずに開催し、約400億円の黒字を出した。
・アメリカのカール・ルイスが陸上で4冠王になる。

カール・ルイス
・体操の鉄棒で森末慎二が10点満点で優勝。
・柔道・無差別級で山下泰裕がケガを押して優勝。

1988年 第24回 ソウル(韓国)

・東西両陣営が12年ぶりに参加。
・シンクロで小谷実可子が初の銅メダル。
・陸上男子100mでカナダのベン・ジョンソンが9秒79で優勝するが、後にドーピングが発覚する。
・男子100m背泳ぎで鈴木大地が優勝。

1992年 第25回 バルセロナ

・当時14歳だった岩崎恭子が水泳の200m平泳ぎで金メダルを獲得。「今まで生きてきた中で一番シアワセ」とコメントする。
・男子マラソンで谷口浩美が給水地点で転倒し、「こけちゃいました」との名ゼリフを残す。

1996年 第26回 アトランタ(アメリカ)

・近代オリンピック100周年記念大会。
・ドイツは、1990年に東西ドイツが統一されてから初めての参加。
・女子マラソンの有森裕子が銅メダルを獲得し、「自分で自分をほめてあげたい」が流行語となる。
・サッカー男子が強豪ブラジルに大金星を上げる。

2000年 第27回 シドニー(オーストラリア)

・高橋尚子が女子マラソンで日本初の金メダル。34km地点でサングラスを投げ飛ばし、スパートをかけた場面は多くの人の心に残った。
・ソフトボールで初の銀メダル。
・柔道女子の田村亮子が3度目の挑戦にして初の金メダル。

2004年 第28回 アテネ(ギリシャ)

・空前の「メダル・ラッシュ」。
・男子ハンマー投げで室伏広治が繰り上げで金メダル。
・体操男子団体が28年ぶりの金メダル。
・女子マラソンの野口みずき、レスリング女子の吉田沙保里、伊調馨など女性選手が大活躍。

2008年 第29回 北京(中国)

・陸上男子トラック競技で初のメダル(400mリレー、銅)。
・北島康介が平泳ぎ100m、200mで2大会連続2種目制覇を達成。インタビューでの「何も言えねえ」というコメントは流行語になった。
・太田雄貴が日本フェンシング初の銀メダル。
・この大会をもって野球とソフトボールがオリンピック種目から外れる。「環太平洋の特定地域でしか行われていない」というのが理由。

2012年 第30回 ロンドン(イギリス)

・史上最多となる38個のメダルを獲得。
・サッカー女子「なでしこジャパン」が史上初の銀メダル。
・ボクシング男子で村田諒太が48年ぶり、男子体操個人総合で内村航平が28年ぶりに金メダル。
・男子柔道が初の金メダルなしに終わった。

2016年 第31回 リオデジャネイロ(ブラジル)

・難民となり母国からの出場ができない選手で構成された「難民選手団」が結成された。
・男子体操団体がアテネ以来12年ぶりの金メダル。内村航平は個人総合でも2連覇を達成。
・レスリング女子の伊調馨が女子個人で世界初の4連覇を成し遂げる。
・松友美佐紀、髙橋礼華ペアがバドミントン史上初の金メダルを獲得。
・卓球男子で、水谷隼が個人初の銅メダル。また、団体でも初の銀メダルに輝いた。

2020年 第32回 東京(日本)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

オリンピックの歴史を振り返ると、開催のための努力があり、技術の進歩があり、

時には、戦争による中止や選手の不正といった負の側面を乗り越え、

数々の素晴らしい記録が誕生してきたことが分かります。

これからもオリンピックを通じて、世界中の人々が感動や勇気を受け取れるような、

平和な世界が実現していくことを願っております。

関連コンテンツユニット
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする