はい、こんにちは。cueです。
これまで、2回にわたってコミュニケーション能力を改善するための方法についてお伝えしてきました。
まだご覧になっていない方は、今回の記事と合わせてお読みになると、
一層理解が深まると思います。
さて、今回ですが、「他人と会話をするときのコツ」についてお伝えする予定でしたが、
その前段階として、
・コミュニケーション力が高い人とは、どのような人か?
・相手とたくさん話すためには、知識が必要か?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力の定義
会社の上司に、
「君はコミュニケーション能力が低い!」
と怒られたことがある人は多いと思いますが、そもそもコミュニケーション能力とは何なのでしょうか。
また、どのような人がコミュニケーション力が高い人と言えるのでしょうか。
様々な意見があると思いますが、私、cueが考える定義は以下のようなものです。
コミュニケーション能力とは、
相手の五感に働きかけること*1によって、自らの目的を達成する力
です。
そして、コミュニケーション力が高い人とは、
相手との意思疎通によって、自らの目的を達成できる人
のことです。
これだけだと、何のことだかよく分からないと思いますので、
次節で詳しく解説していきます。
*1 … 手段としては、主に言葉が用いられるが、筆談やジェスチャーでも構わない。
「コミュニケーション能力の高い人=お喋りな人」ではない
他人とコミュニケーションを図るとき、そこには何かしらの目的が存在します。
たとえば、レストランで食事をする時、メニューを見て注文を出しますが、この行為には、
「自分が食べたい物を作って、テーブルまで持ってきてほしい」
という目的があります。
また、職場の同僚やお客さんとの何気ない世間話にも、
「相手のことを知り、親近感を高めて人間関係を円滑にする」
という立派な目的が潜んでいるのです。
先ほどのコミュニケーション能力の定義と照らし合わせると、コミュニケーション能力の高い人とは、
他人の五感に働きかけることで、これらの目的を実現できる人であり、
必ずしもお喋りな人とは限らないのです。
したがって、話す時に噛んだり、どもったりしても、目的をきちんと果たせれば、
その人はコミュニケーション能力の高い人と言えますし、
逆に、いくら流暢に言葉を話せても、内容が相手に伝わっていなければ、
その人はコミュニケーション力が高いとは言えないのです。
ですので、他人と話すことが苦手な方は、スラスラと言葉が出なくてもよいので、
まずは、自分の意思をしっかりと相手に伝えることを意識されてみてください。
相手とたくさん会話するには、知識が必要か?
次にもう一つの、
「相手とたくさん話すには、知識が必要か?」
という質問について見ていきます。
この問いに、私なりの意見を申し上げると、
「あるに越したことはないが、なくても会話はできる」
という答えになります。
もちろん知識が豊富であれば、それだけ会話の引き出しも増えますし、
相手が思わず感心してしまうような豆知識を披露することもできるかもしれません。
しかし、知識がないからといって、トークができないわけではないのです。
むしろ、これだけ多様な価値観が存在する現代において、
相手が話す内容について全て知っていることの方が珍しいのではないでしょうか。
ですので、他人が話す内容について、自分が知らないことがあっても、
決して動揺してはいけません。
そのようなときは、
「知らないことを相手に教えてもらう」
つもりで、話を引き出すとよいでしょう。
以下は、雑談のトーク例です。
あなた: 連休は何してた?
相手: 野球の試合を見に行ってた。
あなた: へぇ~、野球見に行ってたんだ。どこの試合?
相手: 「ヤクルト」対「巨人」。
あなた: エーッ!! いいじゃん! で、試合どうだった?
相手: ヤクルト負けちゃったよ~。(>_<)
あなた: そっか~、ヤクルト負けちゃったんだ~。○○(相手の名)は、ヤクルトファンだもんね。好きな選手とかいるの?
相手: う~ん、△△選手かな。
あなた: △△選手? どんな所がスゴイの?
相手: えーっと、ストレートがすっごい速くて、変化球も色々投げられて、おまけに顔も超カッコ……
という感じで、自分が野球について詳しく知らなくても、いくらでも会話を続けることができるわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の内容をまとめると、
相手に自分の意思を伝え、目的を達成する力である。
ということでした。
次回こそは、「相手と会話をするときのコツ」についてお話します(笑)
最後までお読みくださり、ありがとうございました!