パソコンで文字を打っていると、
「この記号って、何て読むんだろう?」
と疑問に思うことはありませんか。

また、数学の世界でも様々な記号が使われていますが、
「!」のことを、
「ビックリ」
と読んでいる高校生をときどき見かけます。
そんな読み方をされたら、こっちがビックリですよ(笑)
ということで、今回の記事は、
記号の読み方
について、キーボードの記号、数学の記号、ギリシャ文字に分け、
一覧でご紹介したいと思います。
キーボードの記号
まずは、キーボードの記号からですね。
記号が2つ載っているものは、左が半角、右が全角になっています。
| 記号 | 読み方 |
|---|---|
| ! ! | エクスクラメーションマーク、感嘆符、階乗(数学) |
| “ ” | ダブルクォーテーション、引用符 |
| # # | ナンバー、ハッシュ、番号記号、番号符、井桁(いげた)。 ♯(シャープ)とは線の傾きが異なる |
| $ $ | ドル |
| % % | パーセント |
| & & | アンパサンド、アンド |
| ‘ ’ | アポストロフィー、アクサンテギュ |
| ( ( | パーレン、左丸括弧、丸括弧開き、左小括弧、小括弧開き |
| ) ) | パーレン、右丸括弧、丸括弧閉じ、左小括弧、小括弧閉じ |
| - - | マイナス、ハイフン、引く、負符号 |
| = = | イコール、は |
| ^ ^ | カレット、アクサンシルコンフレックス、ハット |
| ~ | チルダ、にょろ、から |
| ¥ | 円 |
| | | | 縦線、パイプライン |
| @ @ | アットマーク、単価記号 |
| ` ‘ | バッククォート、アクサングラーブ |
| [ | ブラケット、左角括弧、角括弧開き、左大括弧、大括弧開き |
| 「 | 左鉤括弧、鉤括弧開き |
| { { | ブレイス、左波括弧、波括弧開き、左中括弧、中括弧開き |
| ; ; | セミコロン |
| + + | プラス、足す、正符号 |
| : : | コロン |
| * * | アステリスク、アスタリスク、掛ける |
| ] | ブラケット、右角括弧、角括弧閉じ、右大括弧、大括弧閉じ |
| 」 | 右鉤括弧、鉤括弧閉じ |
| } } | ブレイス、右波括弧、波括弧閉じ、右中括弧、中括弧閉じ |
| , | カンマ、コンマ、セディユ |
| 、 | 読点(とうてん)、点 |
| < < | レスザン、不等号、小なり、より小さい、左山括弧、山括弧開き |
| . | ピリオド、ドット、ポイント |
| 。 | 句点(くてん)、丸 |
| > > | グレーターザン、不等号、大なり、より大きい、右山括弧、山括弧閉じ |
| / | スラッシュ、斜線、割る |
| ・ | 中点(なかてん)、中黒(なかぐろ) |
| ? ? | クエスチョンマーク、疑問符 |
| \ | バックスラッシュ |
| _ _ | アンダーバー、アンダースコア、アンダーライン |
数学の記号
お次は数学の記号ですね。
ここにある一覧で、高校数学ぐらいまではカバーできると思います。
| 記号 | 読み方 |
|---|---|
| ≒ | ニアリーイコール、ほぼ等しい |
| ≦ | 小なりイコール、以下 |
| ≧ | 大なりイコール、以上 |
| A ⊃ B | AはBを含む |
| A ⊂ B | AはBに含まれる |
| ± | プラスマイナス |
| × | 掛ける |
| ÷ | 割る |
| P ⇒ Q | PならばQ |
| ⇔ | 同値 |
| A ∋ a | Aはaを要素とする |
| a ∈ A | aはAの要素である、aはAに属する |
| √ | ルート |
| ∞ | 無限大 |
| ∠ | 角 |
| ∩ | キャップ、共通部分 |
| ∪ | カップ、和集合 |
| ∫ | インテグラル、(式に応じて)定積分、不定積分 |
| ∴ | だから、ゆえに(結論) |
| ∵ | なぜならば(理由、根拠) |
| ≠ | ノットイコール、等しくない |
| ≡ | 合同 |
| ≪ | 非常に小さい |
| ≫ | 非常に大きい |
| ∽ | 相似 |
| ⌒ | 弧(こ) |
ギリシャ文字
最後はギリシャ文字の一覧ですね。
記号は左が大文字、右が小文字になっています。
中学で登場するギリシャ文字は、円周率のπ(パイ)や抵抗のΩ(オーム)です。
高校に進むと、数学や物理で、さらに多くのギリシャ文字を使うようになります。
| 記号 | 読み方 |
|---|---|
| Α α | アルファ |
| Β β | ベータ |
| Γ γ | ガンマ |
| Δ δ | デルタ |
| Ε ε | イプシロン |
| Ζ ζ | ゼータ |
| Η η | イータ、エータ |
| Θ θ | シータ |
| Ι ι | イオタ |
| Κ κ | カッパ |
| Λ λ | ラムダ |
| Μ μ | ミュー |
| Ν ν | ニュー |
| Ξ ξ | クシー、クサイ、グザイ |
| Ο ο | オミクロン |
| Π π | パイ |
| Ρ ρ | ロー |
| Σ σ | シグマ |
| Τ τ | タウ |
| Υ υ | ユプシロン、ウプシロン |
| Φ φ | ファイ |
| Χ χ | カイ、キー |
| Ψ ψ | プサイ、プシー |
| Ω ω | オメガ |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事を作成する中で、世の中にはたくさんの記号があふれていることを実感しました。
ちなみに記号の出し方ですが、キーボードで、
「きごう」
「ずけい」
「すうじ」
「すうがく」
「ぎりしゃ」
「ろしあ」
「かっこ」
「かおもじ」
といったキーワードを打ち込んで変換してみてください。
通常の漢字やカタカナの変換候補以外に、たくさんの記号が表示されると思います。
こうした記号を文中に取り入れることで、文字による表現の幅が広がります。
今回の記事が少しでもそのお役に立てば、著者としてこれ以上の喜びはありません。