毎日使っているパソコンのことで、悩んでいることがあるんです。
それは、
「とにかく、起動が遅い」
ということ。
パソコンが立ち上がるまでに、あまりにも待たされるので、一体どれぐらいの時間がかかっているのか、実際に計ってみることにしました。
ストップウォッチのスタートボタンと同時に、パソコンの電源をオン!
~5分経過~
デスクトップにまだ表示されていないアイコンがあります。
まだ何かのプログラムを起動している様子です。
~10分経過~
パソコンの方は、ほぼ立ち上がった様子ですが、まだ HDD のアクセスランプが点滅しているので、もう少し様子を見ることにします。
~20分経過~
まだアクセスランプが点滅しています。
~30分経過~
……
諦めました。
「アクセスランプが完全に消えることなどない!」
「パソコンで何か作業をしていれば、そのうち消えるのさ♪」
…とまぁ、普段はこんな感じなので、朝起きたらまずやることはパソコンの電源を入れることなんです。
それで、パソコンはひとまず放置して、着替えたり、雨戸を開けたり、お風呂の掃除をしているうちに、パソコンが立ち上がっているという…。
しかし、できることなら、もう少しパソコンの起動時間を短縮できないものかということで、私が実際にやってみて効果のあった方法をお伝えしようと思います。
■ パソコンの起動が遅い、動作が重いときはスタートアップの管理を!
▼ パソコンの起動が遅くなる原因
パソコンの起動が遅くなるのには、様々な原因があります。
主なものを挙げてみると、
などがあります。
今回ご紹介するのは、3つ目の「常駐プログラム」を管理することで、起動時間を劇的に改善する方法についてです。
▼ 常駐プログラムを管理する方法
まずは、デスクトップ画面の下にあるタスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択。
タスクマネージャーが起動したら、「スタートアップ」タブをクリックし、一覧の上にある「スタートアップへの負荷」をクリックして、アプリケーションソフト(以下、アプリ)を負荷の高い順に並べ替えておきます。
ちなみに、「スタートアップ」とは、パソコンを立ち上げたときに、自動的にアプリも起動させる Windows の機能のことです。
あとは、一覧の中から自動的に起動したくないアプリを選び、右下の「無効にする」をクリックすれば、OKです。
このとき、必要なアプリまで停止してしまわないように、「これは確実に使わない」と確信が持てるものだけ無効にするようにしてください。
今回私が無効にしたのは、以下のアプリです。
・PowerDVD RC Service … 「PowerDVD」のリモコン用アプリ。使用していなければ停止してOK。
・CyberLink MediaLibrary Service … 「PowerDVD」のメディア管理用アプリ。使用していないので停止。
・Java Update Scheduler … 「Java」のアップデートを自動的に確認するアプリ。「Google Chrome」というブラウザでは、「Java」は動作しないので不要であると判断。
・RealDownloader … インターネット上の動画ファイルをワンクリックでダウンロードできるアプリ。使用していないので停止。
・RealNetworks Scheduler … 「RealPlayer」の最新バージョンを確認してダウンロードするアプリ。これも使用していないので停止。
・Realtek HD オーディオマネージャ … パソコンで再生する音声に音響効果を付けたり、入出力端子の設定を行ったりする。同じく使用していないので停止。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか。
「タスクマネージャー」の「スタートアップ」で、不要なアプリを無効化するだけでパソコンの起動時間や動作が本当に早くなります。
私の場合、この作業をすることで、30分以上かかっていた起動時間(電源をいれてから HDD のアクセスランプが完全に消えるまで)が、8分ほどに短縮されました。
ここで、一つ注意点ですが、スタートアップの中に、
「Platinum user session agent」
というアプリがあるのですが、これは「ウイルスバスター クラウド」というウイルス対策ソフトを自動的に起動するものなので無効にしないようにしましょう。
パソコンは、毎日使う物だからこそ、快適な状態を保ちたいものですね。