しゃっくりはなぜ出るのか?原因と止める方法。

…ヒック!

しゃっくりが始まると苦しいですよね~。

自分の場合、熱い物や冷たい物を食べたり、早食いをしたり、炭酸飲料を飲んだりするとしゃっくりが起こることがあります。

特に仕事中にしゃっくりが始まると困るんですよ。

僕の場合、人と話す仕事をしているので、お客さんと話をしている最中に、

「ヒック!」

ってなって、お客さんが苦笑い…。みたいな。

そこで、今回はしゃっくりの種類とその原因、しゃっくりの止め方についてお話したいと思います。

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■ しゃっくりの種類

しゃっくりは、医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれます。

しゃっくりは、その原因によっていくつかの種類に分けることができます。

中枢性しゃっくり … 「脳腫瘍」や「脳卒中」といった病気により、中枢神経(脳や脊髄)が刺激されて起こる。止まりにくいのが特徴。

末梢性しゃっくり … 「肺炎」や「気管支喘息」、「胸膜炎」といった胸や消化器の病気により、末梢神経(中枢神経から伸びている神経)が刺激されて起こる。

しゃっくりが「中枢性」と「末梢性」に分けられる所は、「めまい」と似ていますね~。

横隔膜性しゃっくり … 早食いや大食い、アルコール、炭酸飲料、たばこが原因で横隔膜(肺の下にある筋肉)が刺激されて起こる。

ということで、しゃっくりは大まかに、「病気が原因で長時間続くもの」と「胃の圧迫が原因で一時的に起こるもの」に分けられるということです。

これから、しゃっくりを止める方法をいくつかご紹介しますが、それらを試してもしゃっくりが止まらず、48時間以上続く場合は、病気の可能性がありますので医療機関を受診されてください。

■ しゃっくりが起こる仕組み

それでは、一時的なしゃっくりが起こる仕組みを具体的に見ていきましょう。

まずは声帯と声門について。

声帯と声門

声帯 … 喉(のど)にある左右1対のひだ。息を吸うときは開いて空気を気管に取り込む。声を出す時は閉じて、肺から出される空気でこの部分を振動させることにより音を発する。

声門 … 声帯の間の隙間。

しゃっくりが起こる原因は、横隔膜が刺激されて痙攣(けいれん)を起こしてしまうことです。

横隔膜

横隔膜が痙攣を起こすと声帯の筋肉が縮み、声門が狭くなります。

また、横隔膜の収縮に伴って肺が急に膨らむと、狭くなった声門を空気が勢いよく通過し、このとき「ヒック!」という音を発するのです。

■ しゃっくりの止め方

「しゃっくりの仕組みはいいから、止める方法を早く教えてくれ」と。

分かりました。

いくつかやり方があるのでご紹介しますね。

この中から、あなたが実践しやすく効果のある方法を見つけてみてください。

▼ 耳押し法

左右の耳に人差し指を入れ、耳の奥を少し痛みを感じるぐらいの強さで30秒~1分ほど押す。

▼ ツボ押し法

体のツボを押すことでしゃっくりを止める方法です。

ツボを押すときは、3~5秒間押し続けてそれを2~3回繰り返します。

しゃっくりに効くツボには、以下のようなものがあります。

ツボ

巨闕(こけつ) … みぞおちから指2本分下にあるツボ。このツボを親指以外の4本の指で押し込むように刺激します。

天突(てんとつ) … 左右の鎖骨の間のくぼみにあるツボ。体の奥に向かって優しく押します。

気舎(きしゃ) … 天突から左右に指2本分の鎖骨の上にあるツボ。

内関(ないかん) … 手のひらを上にして、手首のシワから肘へ指3本分の所にあるツボ。親指で少し痛みを感じるぐらいの強さで押す。

▼ 深呼吸法

10秒間で息をゆっくり限界まで吸う。

10秒間息を止める。

10秒間で息をゆっくり限界まで吐く。

▼ 唾液飲み込み法

軽く下を向く。(曲げるのは首だけ)

15~20秒ぐらい息を止める。

息を止めたまま唾液を2回飲み込む。

(レモンや梅干しなど酸っぱい物を思い浮かべると唾液が出やすい)

▼ お辞儀水飲み法

コップに水を入れる。

コップの手前ではなく、奥の方に口を付け、90度以上の深いお辞儀をしながら水を飲む。

■ まとめ

いかがでしたでしょうか。

しゃっくりの止め方にも色々ありますね。

でも、結局どの方法が一番良いのでしょうか。

私からのおすすめはですね…

「全部やれ!」

耳に指を入れながら深呼吸してツボを刺激しつつ水を飲めば「しつこい」しゃっくりも止まりますって。(そんな無茶な…)

「私はこの方法で止まった!」

というのがあればコメント欄から教えてくださいね。

それでは。

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